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作業指示書(かんばん)とRFIDタグを用いた工程管理システム
指示書の煩わしい読み取り作業も簡単に。より正確な情報で工程管理を効率化
生産ライン内で利用している作業指示書(かんばん)とRFIDタグの連携によって、より簡単に正確性の高い工程情報を取得。
金属加工業をはじめとした製造業における生産管理の効率化と情報の見える化をご支援いたします。
生産管理における課題
金属加工業の生産ラインでは、製品の部品と共に作業指示書が移動して、移動情報・完成数・NG数などの工程情報を管理しています。
しかし、加工業特有の油・粉塵などによる汚れのために作業指示書のバーコードや文言が読み取れないという問題が発生しています。また、工程内での現場スタッフの作業負担も大きい為、作業指示書の読取や情報の記入を行う際にミスが起こるなど、正確でリアルタイムな工程情報を把握することは難しくなっています。
課題
- 部品加工を行う理由で、製品自体にラベル等を貼れないため作業指示書での工程管理を行っている
- 加工業特有の油・粉塵などによる汚染が原因で、作業指示書のバーコードや文言が読み取れないことがある
- 作業指示書のバーコード読み取りミス・煩わしい読み取り作業の負担を軽減したい
- 作業指示書への手書き工数負担・手書きの誤認識がある
- 工程移動時に作業者がすべてのバーコードを一つずつ読み取るまで、正しい工程移動情報がわからない

課題の改善策
作業時間の削減やムダな資源の投入の防止・製品の生産効率化の為には、現場の設備や材料の正確な情報を把握することが必要です。 現場ベースでは作業指示書の読み取りをいかに負担なく確実に行えるかどうかが重要となりますが、バーコードを一枚ずつ読み取る作業は現場スタッフの負担となります。
作業指示書のバーコードデータとRFIDタグを連携させることで、読み取り作業の省力化が可能です。使用するタグは汚れや粉塵の影響を受けず、一括読み取りが可能となり、何かと煩わしい作業指示書読み取り作業の省力化・時間短縮に効果が見込めます。 生産管理システムにおいてはよりリアルタイム性の高い情報の活用が可能となり、生産の効率化につながります。
- RFIDタグとすることで汚れに強く正確な情報管理
- 各工程からの情報を作業指示書の移動ごとに収集
- より正確な情報を生産管理システムに集約、有効に活用
- 現場作業者の入力工数を削減
作業指示書データとRFIDタグの紐付け
ラミネート加工を行ったRFIDタグをケースにセットし、作業指示書のバーコードデータをRFIDライタで読み込み、製品箱内のRFIDタグに直接書き込みます。
RFIDタグは工程投入前に都度書き込みを行うことで、再利用することが可能です。

機器構成例/運用イメージ

- ラミネート加工を行ったRFIDタグを、製品箱にセットする
- 作業指示書に印字のバーコードと、RFIDタグIDの連携を行う(RFID書き込み機利用)
- 製品移動ケースに作業指示書を入れる
- 工程の移動時にRFIDタグの読み取りを行う(自動・ハンディ選択可)
- 生産管理システムとの連携を行う
- 作業指示書に記載の内容は、現場作業時は記載不要です。
- NGや抜き取り検査品など異常時のみ、品証よりシステムに入力します。
導入効果

現場スタッフの作業負担を軽減したい
⇒RFIDタグ使用により、作業指示書が汚れていたり・重なっていても一括読み取りが可能。スタッフの作業負担を軽減します。
作業指示書の内容をわかりやすく確認したい
⇒必要に応じて、作業指示書のRFIDタグ読み取り時に、指示内容や作業方法を画面に表示させることが可能。
現場の情報を有効に活用し、経費削減や材料の節減を実現したい
⇒RFIDタグ導入により、より正確な情報をリアルタイムに取得することが可能となり、無駄な材料の投入防止等に繋がります。
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