電話交換機（PBX）の老朽化による機器更新に多額の設備投資が必要でした。現在ほとんどのお客様が携帯電話を持っていますので、客室に設置している電話から外線をかけることは無くなってきています。外線機能がなくてもよく、内線機能を持つ客室タブレットがあれば、PBXを更新しなくても代替になるのではないかと思い検討に入りました。
vivuan導入前のトライアルで旅館スタッフのスマートフォンと客室のタブレットとの間で内線通話ができるのかを中心にテストし内線がしっかりと使えることが確認できました。さらに、vivuanのルームオーダー機能からのお土産やおつまみの売上が上がることも確認できました。
また検討当時コロナ禍だったため、ルームオーダーの清算にはQRコード決済することで、チェックアウト時のフロント混雑が解消でき、お客様へのサービス向上を実現できました。
導入後、人件費の削減効果も出てきました。これまで夜間業務には２名のスタッフを配置する必要がありましたが館内巡回中にスマートフォンで内線電話対応ができるようになったことで、スタッフの退勤時間が早まったり２名体制を１名にすることができました。
また人気のお土産は売り切れてしまうこともありましたが、vivuanからオーダーすることでお取り置きもできます。
お客様へのご案内としてお風呂清掃時間や館内地図などをvivuanに表示し、スタッフが案内しきれなかったことを補うことで、きめ細かな対応ができるようになりました。