導入事例

必要な機能がすべて揃った富士通のHCI、垂直統合型 仮想化基盤「PRIMEFLEX for VMware vSAN」によるシンプルな運用環境を導入 業務拡大にも柔軟に対応できる、発展的な環境を構築

印刷する

松山株式会社様 導入事例

カテゴリー:

  • 製品
  • PCサーバ
  • ストレージ

業種:

  • 製造業

農業用作業機、レタス包装機械などの製造販売を手掛ける松山株式会社は、様々な業務のIT化に伴うシステムの仮想化基盤としてのサーバとストレージが増加・分散し、複雑化した仮想化環境の管理に課題を感じていました。シンプルに運用できる仮想環境の構築を目指した同社は、基盤のリプレースに伴い富士通のHCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャー)「PRIMEFLEX for VMware vSAN(以下、PRIMEFLEX)」をデータセンターに導入。分散化していた仮想環境を集約し、仮想化基盤として統合しました。信頼性・可用性も高く、シンプルな運用と柔軟な拡張性も備えた仮想化基盤を構築し、業務改善の原動力になっています。

導入事例概要

業種 農業用作業機械メーカー
ソリューション 垂直統合型 仮想化基盤(ハイパーコンバージドインフラストラクチャー)
FUJITSU Integrated System PRIMEFLEX for VMware vSAN

お客様の言葉

「仮想化基盤を統合し、分散化していた仮想環境を集約する上で、導入から運用管理、拡張において必要な機能がすべて揃っている富士通のHCIは、理想的でした。
これまで慣れ親しんだ富士通ブランドに対する安心感と充実したサポート体制も導入の決め手になりました」
清水 真也 氏
松山株式会社 総務部 情報システム課 課長補佐

課題と効果

システムの仮想化基盤として、分数化され増加したサーバのリソースを効率的に管理したい 複雑に分数化されていた仮想環境を、富士通のHCI、PRIMEFLEXに統合し、拡張性を備えた環境とシンプルで効率的な運用管理体制を確立
販売管理や生産管理システムのレスポンス遅延とタイムアウトの発生を解消したい HCIの特長であるSDS(Software Defined Storage)技術によるパフォーマンスの向上により、バッチ処理の応答時間は最大で70%短縮し、安定したシステム運用が実現
災害時やサーバ故障時のBCP対策を推進したい PRIMEFLEXの優れた冗長化機能に加え、堅牢なデータセンターでの仮想化基盤統合により、BCP対策の充実に貢献

導入の背景

増え続けるサーバとストレージをシンプルに管理したい

長野県上田市に本社を置き、創業116年を迎える松山株式会社は、ニプロ(Niplo)のブランド名で農業用作業機、レタス包装機械などを製造販売している老舗メーカーです。最近では、スマートフォンのアプリと連携する「代かき用アタッチメント」を販売するなど、お客様の要望に応えた製品を提供し続けています。本社工場周辺の社有林は、国蝶で準絶滅危惧種でもあるオオムラサキの国内有数の生息地となっており、生息環境の保護活動や地域の方々を招いた観察会の開催など、自然との共生にも努めています。

同社のこれまでのシステムについて、総務部 情報システム課 参与 小松 裕史氏は次のように説明します。「我々は40年来の富士通ユーザーです。様々な業務のIT化に伴い導入システムも増え、サーバの仮想化を推進しました。しかしサーバを仮想化しても、サーバやストレージが多数ある仮想環境の管理は複雑で大変でした」。

また、導入の経緯について「これまで、生産系のサーバはデータセンターにハウジングしていましたが、データセンターと本社に仮想サーバが分散し、物理サーバやストレージの更新時期もまちまちで、その管理に課題を感じていました。2018年2月に、本社にあった情報系、通信系などの仮想サーバ10台が稼働する物理サーバが更新時期を迎え、新しいサーバを検討する中で、HCIによる仮想化基盤統合こそが当社のニーズに合うのではと思うようになりました。そこで、富士通パートナーのソレキアさんに相談したところ、富士通のHCI、PRIMEFLEXを紹介してもらったのです」と、総務部 情報システム課 課長補佐 清水 真也氏は語ります。

HCIは、ストレージをサーバに統合することでシンプルな構成を実現した垂直統合型 仮想化基盤です。SDS(Software Defined Storage)技術により、各サーバの内蔵ディスクを分散型共有ストレージとして利用するため、障害に強く拡張性の高い設計となっています。そのため短期導入や安定稼働に加え、運用・増設・管理の簡略化を実現します。加えて、直感的な操作が可能で使いやすい運用管理ソフトウェア「FUJITSU Software Infrastructure Manager for PRIMEFLEX(以下、ISM for PRIMEFLEX)」も特長の一つです。検討時、各社の複数のサーバを比較検討した清水氏は「仮想化基盤を統合し、分散化していた仮想環境を集約する上で、導入から運用管理、拡張において必要な機能がすべて揃っている富士通のHCIは、理想的でした。これまで慣れ親しんだブランドに対する安心感と、充実したサポート体制も導入の決め手になりました」とPRIMEFLEXを高く評価しました。

導入のポイント

ミッションクリティカルな業務を安心して運用するためにHCIを選択

「物流業務も当社にとって重要で、機械部品の注文が入ると即日出荷しています。このような決して止められないミッションクリティカルな業務には、分散型共有ストレージによるデータの冗長化機能や、負荷分散型の構成であるHCIが向いています。また、PRIMEFLEXへ移行した業務は基幹系、製造系など業務の核となるシステムです。データセンターにおけるPRIMEFLEXへの仮想化基盤統合は、BCP(事業継続計画)の観点からも有効と考えました」(小松氏)。

選定にあたってはクラウドサービスの利用も検討したと言う小松氏は、HCI採用の経緯についてこう話します。「全面的にクラウドサービスを利用することも検討し、実際に試算してみましたが、当社の場合、オンプレミスのほうがトータルコストは低く、今後のクラウドサービス環境の不安要素等もあり、オンプレミスでの構築が最良と判断しました。高い可用性と性能を必要とされる受注処理業務を継続的に安定運用するためにも、信頼できる富士通のHCI、PRIMEFLEXによる仮想化基盤の導入を決定しました」。

導入のプロセス

本番データを使った検証でパフォーマンスを実感
納入後の移行もスムーズに完了

導入前には、東京・浜松町の富士通デジタル・トランスフォーメーション・センター(以下DTC)の検証センターにて、負荷テストも実施しています。DTCは、実機を用いてお客様業務アプリケーションの動作や、仮想化・システム統合環境など、お客様の様々なご要望に応じた検証ができる、富士通ならではの設備です。今回、DTCのPRIMEFLEX環境を利用してテストを行いました。当時を振り返り、「当社において最も高負荷な製造系システムを検証しました。本番環境で使用しているサーバのイメージを検証機にリストアし、本番と全く同じデータで試しました。システムは、問題なく動作し満足する結果を得ることができました。実際にPRIMEFLEXを自分の目で確かめたことにより、HCIのパフォーマンスを十二分に実感できました」と小松氏は語ります。

富士通のHCI、PRIMEFLEXは、工場でお客様の環境に合わせて設定し構築された後に出荷され、納入後は仮想化基盤として、すぐに使い始めることができます。また仮想サーバ間でデータをイメージごとコピーして移行するため、アプリケーションの設定などが不要で、導入・移行作業は非常に容易です。小松氏は「導入は非常にスムーズで、移行に手間取ることもありませんでした。ただし実稼働しているサーバからデータを取り出すことになるため、移行順序は十分に検討し、入念な準備のもとに行いました。作業は週末の休業日、数回に分けて実施したため、業務が停止することはほとんどありませんでした」とスムーズな導入・移行作業を評価しています。

本稼働までの少々タイトなスケジュールを懸念されていらっしゃいましたが、機器の納入からわずか3か月ほどで、PRIMEFLEX 3ノード構成への既存仮想サーバ十数台分の移行が完了し、予定通りの2018年1月末より快適なシステム環境として本稼働しています。

【システム概要図】

導入の効果と将来の展望

高負荷な処理において発生していたタイムアウトを解消
応答時間が約70%短縮した処理も

導入後の環境について、清水氏は「パフォーマンスは確実に向上しています。製造系システムの所要量計算と営業系のバッチ処理はともに、約50%の時間短縮となりました。原価計算の応答時間は、最大約70%減となり、大幅に短縮されました。システムの停止もなく移行が完了し、かつ安定稼働しているため、サーバが刷新されたことに気づいていない社員もいるかもしれませんが、成果は間違いなく出ています」と説明します。

PRIMEFLEX導入前は、高負荷な処理の場合にタイムアウトが発生していたと言い、「処理が終了するのを何分も待った挙句にタイムアウトということが起こっていました。PRIMEFLEX導入後は、処理時間が半減しタイムアウトが発生することもなく、業務の改善につながっています」(小松氏)。

業務集約に伴いリソースの追加が必要な場合も、CPUやメモリ、ディスク単位の柔軟なリソース追加が可能

新たな試みも始まっています。「サーバへの負荷を考慮し、今まで未導入だった、BI(Business Intelligence)ツールの使用を開始しました。これまでのデータ分析・加工・文書保存という作業から、BIツールを利用することにより必要なときに直接データを確認・分析できるようになりました。PRIMEFLEXの導入により、業務の効率化も促進しています」(小松氏)。

富士通のHCI、PRIMEFLEXならではの特長の一つに、柔軟な拡張性があります。ノード単位、つまりサーバごとのスケールアウトだけではなく、CPUやメモリ、ディスクなど、個々のリソースを必要なときに柔軟に拡張することができます。この拡張性を利用して、会計システムのGLOVIA(FUJITSU Enterprise Application GLOVIA smart会計)をバージョンアップする計画も持ち上がりました。「GLOVIAもPRIMEFLEXに移行し、併せてバージョンアップも行う予定です。ディスクとメモリを追加しますが、ノードごと増設する必要もなく、柔軟に拡張できるのが魅力です」と、清水氏は今後の展望についても話します。

今後、リプレースするサーバに関しては、PRIMEFLEXへ順次統合していく方針です。小松氏はPRIMEFLEXについてこう語ります。「PRIMEFLEXを導入して分散していた仮想サーバを集約すれば、安定したオンプレミス環境として運用が可能となり、将来的な拡張にも柔軟に対応できる。この使いやすさは富士通のHCI、PRIMEFLEXのシンプルな構成の利点だと感じています」。
「当社のような中堅メーカーにとって、必要に応じて柔軟に拡張できることに加えて、シンプルな運用管理を実現できる運用管理ソフトウェア「ISM for PRIMEFLEX」も搭載したオールインワンのHCIソリューションは、非常に魅力的です。今後、ISM for PRIMEFLEXを活用して自社内における運用効率化も促進する予定です」(清水氏)。

サーバの多くをデータセンターのPRIMEFLEXに集約したため、本社でのサーバ運用も省力化しています。小松氏は、「サーバやストレージが増えると、情報システム課では様々なことに気を配る必要があり、正直負担が大きいです。今回、PRIMEFLEXの導入により、運用しやすく安定した、手放れの良いシステム環境が構築されたので、今後はこの環境を生かして会社の仕組みを改善することに注力していきたい。情報システム課の真の役割は、システムの運用管理ではなく、システムで会社を良くすることだと思うのです」と今後の展望を語りました。

富士通は、今後の拡張やソフトウェアのバージョンアップ、さらにはシステムのライフサイクルや関連ソリューションとの組み合わせなど各種情報をご提供し、お客様のビジネスへ貢献できるようしっかりとサポートします。

担当営業、担当SEコメント

本プロジェクトではソレキア様と連携し、検証がスムーズに進むよう、DTCを活用するご提案を差し上げるなど陰ながらご支援をさせていただきました。結果、業務アプリのレスポンスも改善が事前に確認出来た事など、PRIMEFLEXを選定いただくための礎を提供できた事はとても嬉しく感じております。今後もソレキア様と連携し、松山様へ新たなソリューションをご提案して参ります。
株式会社富士通マーケティング 長野支社 産業営業部 高橋 邦彦


この度、松山株式会社様の基幹サーバ更新に携われたことを嬉しく思います。 導入前の松山様は仮想化された複数台のサーバが稼働しており、当初の計画よりも多くの稼働資産が追加された為リソースの枯渇状態が続き、レスポンス低下の問題が発生しておりました。 この度、PRIMEFLEXのご提案にあたり富士通様ご支援のもと事前に性能検証を実施し、レスポンスの確認と今後の拡張を見据えた構成をご提示することができました。 また移行作業におきましても仮想化基盤が構築された状態からの作業でしたのでSE作業が抑えられ、本稼働までの期間を大幅に短縮することができました。 今後も、富士通マーケティング様と共に、安定したシステム基盤をご提供をしていきます。
ソレキア株式会社 東日本支社 第二営業統括部 長野支店 小倉 澄

松山株式会社様 概要

所在地 〒386-0497 長野県上田市塩川5155(本社・工場)
代表者 取締役社長 松山 信久
設立 1950(昭和25)年6月28日
従業員数 310名(2016年3月現在)
事業内容 明治35年の創業以来、農業用作業機械の専門メーカーとして、「開発立社」をスローガンに、常に新しい機械の開発・商品化に取り組んできた。ニプロ(Niplo)ブランドの農業用作業機、レタス包装機械等で農業の近代化・省力化に貢献している。
ホームページ http://www.niplo.co.jp/

※記載されている情報は2018年8月27日現在のものです。社名および製品名は各社の商標または登録商標です。

お見積もりや資料請求等、まずはお気軽にお問い合わせください。

担当:事業推進部 営業時間:9:00〜17:20(土日、祝日を除く)

同じカテゴリ・業種で探す

キーワードで探す

ページトップへ戻る

フリーワードで探す

業種・業務で探す

閉じる

お見積もりや資料請求等、まずはお気軽にお問い合わせください。

担当:事業推進部
営業時間:9:00〜17:20(土日、祝日を除く)

閉じる