内部ROMデータを解析しデータを復元
カテゴリー:
- 電子デバイス
業種:
- ものづくり
※本コンテンツは活用例です。
A社様が現在所有しているEOL(終息)マイコンの内部ROM用HEXデータが最終版であるかの確証がなく、製品を継続提供するためにはICパッケージのピンコンパチ品とする必要がありました。弊社は現在ご使用中のマイコンから内部ROMデータを解析し、最終版データを復元することで作業工数を大幅に削減。ピンコンパチ品に対応することで完全互換のマイクロコントローラを提供しております。
商談概要
A社様では長年にわたり産業用機器を製造・販売しています。それらの製品に使われているマイコン(80C51)が5年前にEOLとなりラストバイ対応で数量を確保していましたが、予想を上回る需要があり在庫が枯渇してきていました。今後も製品の製造・販売を継続するために、代替品のマイコンを準備する必要がありましたが、所有する内部ROMのデータはアセンブラソースをコンパイルしたHEXファイルとなっており、そのHEXファイルが最終版であるかの確証がとれず、プログラムの再検証をするためには新たな工数・開発コストが必要と考えていました。
課題
- EOLマイコンだけに存在する追加レジスタ機能を使用しているか不明
- 所有するHEXファイルが最終データである確証がない
- 解析と修正には多大な作業工数が必要
内部ROMデータを解析することで最終版データを復元

Tekmos社 80C51
顧客が保有する内部ROMデータが最終版であるかを確認するためには、エミュレータソフトにてそのデータが最終版であるかの検証を行う必要があります。仮にそのデータが最終版ではなかった場合、デバッグ作業を何度も繰り返さなければなりません。弊社が提案したTekmos社では、現在使用中のマイコンから内部ROMデータを抽出しコード解析することで、最終版の内部ROMデータを代替品マイコンへ復元することが可能です。今回、ROMデータを解析した結果、現在使用しているマイコンメーカーの独自レジスタ機能を使用していない事が判明しました。このように内部ROMデータの抽出と解析作業をすることで、顧客が最終版のROMデータを保有していなくても代替品マイコンの提供を実現しています。
導入効果
- 現存データの検証作業が不要
- 新規プログラム作成が不要
- 検証期間を大幅に短縮
- パッケージ互換品を提供することで基板の変更が不要
- 変更箇所を最小限に抑えることで余計なコストが発生しない
※記載されている情報は2014年12月現在のものです。いかなる内部ROMデータも解析できる訳ではありません。
お見積もりや資料請求等、まずはお気軽にお問い合わせください。
担当:事業推進部 営業時間:9:00〜17:20(土日、祝日を除く)
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